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グウェン・キンキード『チャイナタウン』(古本)

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〝マンハッタン島の南端に、西半球で最大のチャイナタウンがある。ずっと昔に出来上がった一画で、その曲がりくねった路地からは塩と魚とオレンジピールのにおいがする。(中略)ここの住人はよそ者の理解を拒み、アメリカ社会とは隔絶した生活を営んでいる。〟 極東の片隅でひっそりと息してる身としてはチャイナタウンなんてもう映画の中の世界なわけで、麻薬に賭博にシンジケートが暗躍する無法地帯というか治外法権的なイメージしかないんですが、本書を読み進めていくとそのコッテコテのイメージがあながち間違いでもないことにまず驚き、むしろその上を行く異質さに圧倒されます。 そして移民問題に揺れる2025年現在の日本の行く末が既にこの本の中に書かれているようにも思えるというね… 決して対岸の火事ではない問題なだけに、のほほんと読み飛ばすことができない重みのある一冊です。 【目次】 第1部 社会構造 1.チャイナタウン 2.仕事 3.ギャンブル 4.歴史 5.リー(李)家 6.血のつながり 7.堂(トン) 8.警察の巡回 第2部 チャイニーズコネクション 9.チャイナ・ホワイト 10.フライング・ドラゴンズの首領 オニオンヘッド 11.組織犯罪取締法の適用——ピーター・ウー時間とアンルン堂の告発 12.クン・サ将軍とパーマー検事補 第3部 市井の人々 13.子供 14.ある名医——気の効用 15.リンの苦悩 16.密入国の手配師集団《スネーク》 17.年老いた妻たち——結婚の犠牲者 18.変化の兆し 19.料理は芸術 20.革命家たち 21.休日 時事通信社 1994年1月5日 単行本(ハードカバー)、287ページ 195mm×140mm カバースレ・ヤレ・小キズ、天シミあり 状態:良い

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